「祝婚歌」

吉野弘


二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい

立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい

そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい

061209
061211 追記

山田さんの書でも盛り上がりました。

内藤さんのフルート演奏が会に花を添えました。

飛んだ傘会   忘年会

日 時   12月8日(金) 

場 所   名鉄 犬山ホテル 有楽(うらく)

戸田先生は満80歳、毎日グランド・ゴルフで活躍中とのことです。
ホールインワンは1640本で、2000本達成の会をそのうちにできると
思います。