保存が決定された瑞陵高校の旧講堂「感喜堂」(名古屋市瑞穂区で)=谷之口昭撮影

 耐震性が低いとして取り壊しが検討されていた愛知県立瑞陵高校(名古屋市瑞穂区)の旧講堂「感喜堂」が保存されることになった。県は今年度中に約1億9000万円かけて耐震改修工事を実施する方針。「歴史的価値が高い」として保存を求めてきたOBの要望に応えた判断で、同校はホールとして地域に開放するなど活用策を検討している。

 感喜堂は1924年(大正13年)に建設された名古屋市内最古の講堂で、面積422平方メートル。現在は定時制の食堂として使われているが、耐震性の低さなどから十分に活用されていない。

 鉄筋コンクリート造りだが、屋根は木造瓦ぶき。コンクリートの強度が低いため、工事は屋根を外して建物の内側に鉄製の柱とはりを巡らせる予定で、県教育委員会は「建物の中に鉄の箱を作るイメージ」という。

 終了後にはホールとして使用する案のほか、推理作家の江戸川乱歩やナチスに迫害されるユダヤ人へ「命のビザ」を発給した外交官の杉原千畝ら著名な卒業生をパネル展示する計画も出ている。

 同窓会事務局の森重統しげのりさん(64)は「歴史的に価値あるものを大事にする心を育てる教育効果もある」と話している。


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