第5回東京みつば会は、例年通り残暑を避けるため、仲秋の満月の一か月後の満月に開催されました。

 当日は、皆既月食と重なり、食事を楽しみながら、近況を報告しあい、健康を祝い、持ち寄った文学作品(俳句、詩歌、随筆など)が鑑賞されました。

ここに、《 詠み人知らず 》としてご披露いたします。


   やっとかめ 刻んだ皺に 笑顔見せ


   みつば会 喜怒哀楽の 半世紀


   竹取の 夢の名残の 月見かな


   月よりも だんごに目が行く 子供たち


   フルムーン グラスに映して 愛でる妻


   一面の すすきが原や 人を飲む


  一フルムーンを
今年も友と
ながむらる
はずむ話に
うまし酒酌()

二.五十年
変わらず見せる
(もち)の月
心熱き日
面影いずこ

満月は
どこで見てても
同じ月
平和を願う
それぞれの国


 御嶽山が、9月27日に突然噴火し、多くの悲しい犠牲者が出てしまいました。

 御嶽山には、たぶん20代に二回、そして、最後の登山は2003年で60歳の時、同行者がキノコ狩りを下山途中にしていたことから山の秋であったと思います。

 三千メートルを超える高山でありながら、信仰の山であり、登山道が十分整備されていて快適で安全な登山が楽しめるところと記憶に残っています。

 今年あたり、その御嶽山に行きたいと2年ほど前から考えていましたが
いつもの同行予定者が、齢を重ね御嶽山登山に自信がないと言ってきたため、そのままになっていました・・・ 。

 火山が創り出す景観と、見せてくれるそのパワーの働きは、とても魅力的でひきつけられます。

 米国駐在時代に、ワイオミング州にあるイエローストーン国立公園に点在する間欠泉が見たくなり、夏休みを利用して、周辺をあわせて1週間ほどの旅を楽しみました。

 この間欠泉は、小学校時代の社会か、理科の教科書に掲載され、一定の間隔で数十メートルの高さに吹き上げるとあり、大人になったらいつか見に行きたいと思ったことが、記憶の底に眠っていたのです。

 その間欠泉と周辺の景観は、想像をはるかに上回るスケールで、自然が創った美しさに、 はるばる来た甲斐を十分満たしてくれました。

 宿舎のOld Faithful innは、ホテルの周りからモコモコト蒸気が立ちのぼり、ホテル内の通路の脇からも地面に穴が開き蒸気が上がっていました。
チェックインを済ませ部屋に向かう間、滞在中にいつ、ホテル諸共爆発に巻き込まれるかもしれないと思いました。
しかし、人間はリスクに対して許容範囲が広いのか直ぐ恐怖感は麻痺して消えてしまいました。

 昨晩、最近録画しておいた『巨大災害 火山大噴火』を観ました。地球に最大規模の噴火被害をもたらす可能性があるのはこのイエローストーン一帯であり、毎日科学者たちが噴火の兆候をチェックしていると紹介していました。

 嵐の、海の、地震の、火山のリスクは、たぶん人類に、祖先に歴史の中で何度も試練を与えましたが、それらに打ち勝って今を生きていることから、リスクには鈍感になっていると思われます。

 そして、距離を置いて生活すれば良いものを、それらのパワーにあやかろうと敢えて近寄ろうとするか、或は雪を頂いた神々しい姿、緑の衣でふくよかな姿、錦の打掛をまとった艶やかな姿、周囲の肥沃な土壌、流れ落ちる清らかな水、溢れる温泉などにひきつけられてしまいます。

 そう言えば、イタリアのベスビオ火山の火口を覗いたことも、
近くは桜島などに近づいたこともありました。何の安全保障もないのに・・・  。

 今朝は、早起きして4時57分の電車に乗って、高尾山に行ってきました。そこは、火山ではありませんが、昨日、台風18号が掠め去ったばかりというのに・・・ 。

       嵐去り ふと見上げれば ほうき雲

 
 御嶽山の噴火により、夢を断たれた多くの犠牲者に、心より哀悼の意を捧げます。

 捜索にかかわっていらっしゃる皆さんの安全をお祈り申し上げます。


                                      20141017


                       

東京みつば会

日 時  2014.10.08 14:00−16:15

ところ 
 新宿『がんこ』

出席者 女性3名、 男性4名